ご挨拶

インドネシア 元 協同組合および中小企業担当国務大臣のメッセージ


Induk KUDは傘下に27の地域協同組合と1つの地方連盟(Koppas)と1つの地方連盟(KSD)を構成して、9437カ所の拠点ネットワークを通じて1340万世帯の会員からなる協同組合の全国中央組織で、地方の繁栄を促進させる上で戦略的な役割を担っている大きな協同組合連盟です。
農村地帯の農民を主な会員とするInduk KUDの中核事業は、もちろん農業生産におけるニーズに関係しています。協同組合の職務と責任において、農業生産から加工やマーケティングに至るまでに必要な、種苗、肥料、農業生産設備を農業経営のために供給する取り組みがあります。それぞれの地域で、農業金融、生産物の梱包業務、配送サービス、農業機器販売サービスなどをサポートすることは、農民の生活にとって不可欠なことです。Induk KUDは、会員の適切なニーズの把握に基づいて、農村レベルから国家レベルまでの協同組合事業の発展のための戦略的なステップを明確に述べることができます。

Induk KUDについて、Induk KUDの実績について、国家の発展におけるInduk KUDの仕事について、国民に情報を提供することができるメディアを持つことが必要です。会員の経済的、社会的な幸福の向上のためにInduk KUDが貢献していることを知ってもらうことは重要なことです。このプロフィールを通して、Induk KUDがずっと追求してきたことをお伝えできて誇りに感じます。私はInduk KUDが会員へのサービスの質の向上と農村地域の幸福の向上に大きな役割を果たすことを願っています。(2010年寄稿)

 

  Dr. Syariefuddin Hasan, former Minister of Co-operative and SMEs

 

 

 

 

Induk KUD会長のメッセージ

 

私たち一人一人に愛情と成就をもたらしてくれることを神に祈りをささげます。そして私たち全てが、私たちの任務と責務を遂行することによって、神のご加護と健康と成功を与えられます。

人々の発展と経済的な向上においてInduk KUDは大きな役割を果たして来ました。Induk KUDはインドネシア全土に31カ所の地域協同組合のKUDと、地方連盟のPusat KoppasとPusat KSUをジャカルタにそれぞれ1カ所づつ有する組織からなる全国中央組織です。KUDは皆が一緒になって働こうという認識のもとで誕生しました。そして「強くなりたいなら一致団結しなければならない」という精神のもとに、1979年11月12日に、8カ所のPusat KUDによる設立から始まりました。自分たち各々では他から簡単に押しつぶされてしまう弱い存在でしょうが、一緒になれば、ひとつひとつでは弱くても団結すれば強力な相乗効果をもたらします。

三十数年間にわたって、Induk KUDとその組織は私たちの愛するインドネシアの隅々に存在しており、広大なインドネシアの津々浦々に住むInduk KUDの会員である農民や漁民に繁栄をもたらすという目標を達成させるために、様々な戦略的プログラムを通じて、その使命を果たす上で時には喜ばしい、また時には苦々しい多くの経験をしてきました。Induk KUDとその組織の存在は、過去、現在、未来の3つの局面から見ることができます。今日私たちが直面している現状において、過去を簡単に振り返ってみますと、良いことは続けていき、悪いことは改善していくことになるでしょう。そして将来的には卓越したパフォーマンスを創造することが出来ると断言します。ここで言う戦略的プログラムは、社会分野と事業分野から成り立っています。社会分野における活動では、イメージの向上や人的資源の質の向上などがあります。一方、事業分野においては、肥料の販売や産物の買い上げ、農業、水産業、鉱業などがあり、地方から優秀な事業が育っています。
私たちはこのプロフィールによって、会員、政府、国内外のビジネスパートナーはもとより、すべての関係者がInduk KUDとその組織に関する情報を得られることを望みます。

私たちは「組織を基盤に、会員が主役となって、Induk KUDが舵を取って、国家に繁栄をもたらす」をモットーに、「誠実、公平、公開」という3つの原則をもって、相乗効果と最良の結果が得られるようにします。

私たちが考えること、私たちが言おうとすること、私たちが感じること、私たちが認識するビジョン、使命、目的、戦略、価値観、モットーは、Induk KUDとその組織の戦略的プログラムの計画に沿ったものであり、それは全能な神の意志でもあります。

 

Herman YL Wutun, President of Induk KUD